突発性難聴がよくなりました

以前、突如発症した突発性難聴ですが、早めに薬を飲んで治療した効果があって、以前と同様に聴こえるようになりました!完全に治る確率は30%くらいと言われていたので、運が良かったなと思います。

 

今回のような経験をして、事故や病気で以前と同じ生活ができないということに直面する人は意外と多いのだろうなと思いました。その中でも、私たちのほとんどの人が経験するであろうことが、やはり「老い」なのだと思いました。若い頃なんて何かができるようになることはあっても、何かができなくなることなんてほとんどなかった。でも、アラフォーになったら昔できたことが案外できない笑肩が上がりにくくなった、記憶力が悪くなった、目が悪くなった、尿の切れが悪くなった…などなど。特にフィジカルな衰えは大きいので、多くのサラリーマンが筋トレをしたり走ったりして体力をつけて仕事を頑張っているんだなと…。

 

確実に歳を取ってるんだなあと思いつつ、歳を取ったから楽しめることもあるなあと思うのです。

 

肩こりや日々の疲れを癒すべく、温泉が好きになりました。古い建物だけどしっかり掃除が行き届いている旅館の良さは今だからこそわかるようになりました。温泉旅館にある謎のマッサージ器具も今使うことで初めてその意味がわかります笑

 

本を読んでも昔より味わい深く、楽しく読めるようになりました。20代〜30代は変な上昇志向に囚われたり義務感に襲われたりして、上滑りした身のない読書も多かったように思います。今はもう純粋に楽しむために本を読むことにしました。

 

色々な立場の人の気持ちがわかるようになってきました。これは色々な経験を積んで、成功も挫折もしたからこそ(挫折が9割ですが笑)、色々と他の人の気持ちもわかるようになってきたのだと思います。特に、うつ病で全く働けなくなったことで、うつ病の方と話し合い、その大変さや乗り越え方を共有することができるようになったのはすごく良い経験です。

 

あげればきりがありませんが、歳を重ねてからの方が楽しいこと、豊かなことがたくさんあります。そして、高齢者になっても若いときのように色々と挑戦したり、働いたりしている人もたくさんいます。どうか、超高齢化社会を迎える上で、盛りを過ぎた人たちを労働生産性のない無価値な人間として扱わないでほしいものです。大概の人は若い人たちの役に立ちたいと思っているはずです。本当に老害なのか、そうでないかは、年齢や見た目で判断してはいけないと思うのです。

 

話はだいぶ横道にそれましたが、何かを失うと失うばかりでなく、何かを得るきっかけになるんだなと思ったという話でした。